やりがいのある介護福祉士

介護に関わる資格には介護職員初任者研修や介護福祉士、ケアマネジャーなど様々なものがあります。なかでも介護福祉士の資格取得を目指している人も多いのではないでしょうか。
介護福祉士の仕事は、利用者の身体能力、現在の状況、病気の進行具合に合わせて食事、着替え、排せつ、入浴、歩行介助などの身体介護を行ったり、利用者の食事の準備、部屋の清掃や整理整頓、買い物、洗濯など日常生活のサポートを行う生活援助、さらには、利用者だけでなく、介護する家族が抱える不安や問題の相談に乗ったり、自宅で介護する場合の福祉用具についてのアドバイスを行ったりと、多岐にわたります。身体的にも精神的にも負担の大きい仕事ですが、その分たくさんのやりがいを感じられる仕事といえるでしょう。

介護福祉士という資格を取ることで、仕事上の責任はさらに重くなるといわれています。加えて仕事内容も幅広くなることで忙しくなりますが、その分資格のない介護職よりも給料面で優遇されます。また、介護の現場では介護福祉士の資格を持っている人を優先的に採用している施設も多く、正社員としてのキャリアアップも可能です。
介護福祉士の受験資格を得るためには、3年以上かつ従事日数540日の介護実務経験と介護福祉士実務者研修の修了するが必要があります。また、養成施設ルートや福祉系高校ルート、経済連携協定(EPA)ルートもあるので、自分に合った取得方法で介護福祉士を目指しましょう。

介護福祉士の資格


介護福祉士は介護職の中で唯一の国家資格となります。先にホームヘルパーなど介護職の実務経験が3年以上ないと資格も取得出来ません。また、平成27年度からは実務経験があっても450時間以上の研修を受けなければならなくなり、現行の資格取得の制度よりも遠回りすることになるので、もし資格取得を検討している人がいれば、平成26年度中に取得することを考えた方がいいでしょう。そのほうがすぐに取得出来ます。主な仕事内容は高齢者で介護が必要な人や障がい者などの日常生活の介助を行います。食事、排泄、入浴はもちろん、買い物や銀行からお金を下ろすことの手伝いまでするので、担当した人とのコミュニケーションをうまくとれる人が向いているでしょう。様々なレベルの介護を必要とする人たちを相手にするのでどれだけの介護が必要なのかを見極めて動くことも大事です。そして何より体力仕事になります。高齢者を持ち上げたり肩を貸して上げることなど日常的に行うので腰を痛める人も少なくありません。人を持ち上げるときのコツなどもあり練習はするのですが、それでもやはり毎日やるので負担がかかる仕事です。給料も介護関係はあまり高くはありません。女性だと300万円いくかいかないか、男性でも350万円ほどなので、一人で暮らしていくには足りるかもしれませんが家族を持とうとすると少し考えてしまうかもしれません。しかし、これからくる超高齢化社会に向けてニーズのある仕事には間違いありません。人手も今よりもっと足りなくなってくることが予想されるので、今から資格取得に向けて準備するのもいいと思います。