介護に関わる資格には介護職員初任者研修や介護福祉士、ケアマネジャーなど様々なものがあります。なかでも介護福祉士の資格取得を目指している人も多いのではないでしょうか。
介護福祉士の仕事は、利用者の身体能力、現在の状況、病気の進行具合に合わせて食事、着替え、排せつ、入浴、歩行介助などの身体介護を行ったり、利用者の食事の準備、部屋の清掃や整理整頓、買い物、洗濯など日常生活のサポートを行う生活援助、さらには、利用者だけでなく、介護する家族が抱える不安や問題の相談に乗ったり、自宅で介護する場合の福祉用具についてのアドバイスを行ったりと、多岐にわたります。身体的にも精神的にも負担の大きい仕事ですが、その分たくさんのやりがいを感じられる仕事といえるでしょう。
介護福祉士という資格を取ることで、仕事上の責任はさらに重くなるといわれています。加えて仕事内容も幅広くなることで忙しくなりますが、その分資格のない介護職よりも給料面で優遇されます。また、介護の現場では介護福祉士の資格を持っている人を優先的に採用している施設も多く、正社員としてのキャリアアップも可能です。
介護福祉士の受験資格を得るためには、3年以上かつ従事日数540日の介護実務経験と介護福祉士実務者研修の修了するが必要があります。また、養成施設ルートや福祉系高校ルート、経済連携協定(EPA)ルートもあるので、自分に合った取得方法で介護福祉士を目指しましょう。